中野区で戸建てを売却するには?一戸建て売却の手順と注意点

query_builder 2025/04/06
不動産売却

中野区はマンション需要が強いイメージを持たれがちですが、実は戸建て派のご家族や投資家も一定数存在します。
アクセス良好な都心部にマイホームを構えたいというファミリーにとっては、駅から離れた戸建てでも検討対象になるケースが多いのです。

そこで今回は、中野区で一戸建てを売却する際の基本手順と、注意すべきポイントを解説します。戸建て特有の課題を理解し、スムーズかつ有利に売却を進めましょう。

 

中野区の戸建て事情と売却の難易度


中野区の戸建て流通量・傾向


中野区内の戸建ては、土地面積がコンパクトな物件が多く、駅周辺から少し離れたエリアに集中している印象です。
駅近ではマンションが主流になりやすいため、戸建て=駅徒歩10~15分以上というケースも珍しくありません。


  • 価格帯: 駅近なら6,000~8,000万円台、築古で駅から遠めなら4,000~5,000万円台で売りに出る事例があります。

  • 需要層: ファミリー世帯や二世帯住宅を検討している層、あるいはリノベーション目的の投資家が中心。

 

古家付き土地や再建築不可物件の扱い


中野区内では、敷地が狭小だったり、再建築不可の物件が混在している地域も見られます。こうした物件はどうしても価値が下がりやすいため、売り方に工夫が必要です。


  • 古家付き土地の場合: 建物の状態が著しく悪いなら、更地渡しを検討するのも選択肢です。ただし解体費用が売主様負担になるケースが多いため、コストとの兼ね合いを考慮しましょう。

  • 再建築不可物件: 接道義務を満たさないなどの理由で、将来立て替えが困難な場合、一般の買主様は敬遠します。投資家や隣地を併せて再開発を検討する方など、狭いニーズを狙う売却戦略が必要です。

 

戸建て売却の具体的な手順


  1. 査定依頼
    まずは複数の不動産会社に簡易査定・訪問査定を依頼し、価格の目安を確認します。戸建ては土地評価が大きいので、周辺の取引事例や接道状況を丁寧に見てくれる会社を選びましょう。

  2. 媒介契約
    どの会社と、どの媒介契約(一般・専任・専属専任)を結ぶかを検討します。複数社への依頼か、1社集中で手厚く対応か、それぞれメリット・デメリットを踏まえて判断します。

  3. 販売活動
    不動産ポータルサイトへの掲載や折込チラシ、顧客リストへの紹介などを行います。戸建ての場合、内覧時に庭や駐車スペースの使い方などを具体的にイメージさせる演出が効果的です。

  4. 売買契約
    買主様との条件(価格や引き渡し時期)が合意に至れば、手付金を受け取り売買契約を結びます。ローン審査や物件調査を経て問題なければ決済へ進みます。

  5. 引き渡し(決済)
    残代金受領と同時に物件の鍵や必要書類を引き渡し、売却完了です。住宅ローンが残っている場合は同時に一括返済し、抵当権抹消登記を進めます。

 

戸建て売却で注意したいポイント


敷地境界・越境問題の確認


戸建ての売却時に境界未確定越境(隣家との建物や塀が越境している等)の問題があると、後々トラブルになる可能性があります。
測量や境界確定が必要な場合は、土地家屋調査士の費用がかかりますが、スムーズな売却のために早めに対処しておくことがおすすめです。

 

解体すべきか現況のまま売るか


古い家屋が建っている場合、以下の選択肢があります。

  • 更地にして売る: 買主様が新築を建てやすいメリットあり。解体費用を売主様が負担するため、売却価格を多少上乗せできることもある。

  • 現況渡し: 買主様がリフォームや取り壊しを自由にできる反面、解体リスクを敬遠される可能性も高い。

物件の状態や立地によってどちらが有利か変わるため、不動産会社と十分相談して決定しましょう。

 

近隣への告知・あいさつ


戸建ての内覧では、庭先や駐車スペース、隣家との境界をチェックするため、外部の出入りが頻繁になります。近隣トラブルを避けるためにも、事前に**「売却活動を始める」**旨を挨拶しておくと良いでしょう。
契約後の引き渡し時期にも近隣への連絡が必要になるケースがあるため、こまめなコミュニケーションが重要です。

 

高く売るための工夫(戸建て編)


リフォームやホームインスペクション活用の是非


  • リフォーム: 全面改装に大金をかけても回収できない場合がある一方、水回りや外壁の一部修繕など軽微なものであればイメージアップにつながりやすいです。

  • ホームインスペクション(建物診断): 第三者の専門家が建物の劣化や欠陥を調査し、その結果をレポート化するサービスです。買主様の安心材料になるほか、売主様にとっても自信を持って物件をPRできるという利点があります。

 

広告時に強調すべきポイント(陽当り・庭・駐車場等)


マンションと比較して、戸建ては庭付き・独立感・駐車場などの要素が魅力になります。周囲の建物からの距離や陽当りの良さをアピールすると、「戸建てならではの住み心地」に惹かれる買主様を呼び込みやすいでしょう。


  • 庭・植栽: 小さな家庭菜園やBBQスペースをイメージできるよう、きれいに手入れしておく。

  • 駐車スペース: ファミリー層は車所有率が高いので、車2台分停められるなどの特徴があれば大きなセールスポイントになります。

 

買い替え需要を意識した販売戦略


ファミリー世帯が住み替えを検討している場合、売り先行(今の家を売ってから次の家を買う)か、買い先行(先に買ってから今の家を売る)かで動き方が変わります。
購入希望者側の状況に合わせて、柔軟な引き渡し時期や一時的な仮住まい提案などに対応すると、成約に結びつきやすいケースがあります。

 

まとめ|戸建て売却は準備と慎重さがカギ


中野区の戸建てはマンションより流通数が少なく、「買いたい人」と「売りたい人」が比較的ニッチにマッチングする市場といえます。そのため、以下のポイントをしっかり押さえておけば、高値売却やスムーズな取引につながります。


  • 境界確定や建物状態の把握: トラブル回避のために早めに書類・調査を進める。

  • 売り出し方法の検討: 更地にするか現況渡しか、物件の特性や費用対効果を考慮。

  • 戸建てならではの魅力強調: 庭や駐車スペースなど、マンションにはない長所をアピール。

  • 価格設定と宣伝戦略: 中野区の事例を踏まえつつ、地元密着の不動産会社と連携。


戸建てはマンションと異なるハードルがある一方、しっかりと手順を踏んで準備をすれば、その独自の魅力で有利に売却できる可能性を秘めています。売主様が納得できる良い結果を得るためにも、専門家とともに計画的に進めましょう。

 

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中野区不動産売却相談センター

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